最近は、感じたこと書きたいこと伝えたいことがたくさんあるのに、なぜか自分の体から外に出ていかない…そんな感じで、あまり発信できないでいました。
私の場合、一旦感じたことを、自分の中で咀嚼して、熟成させたいんです。
静かに一人で感じることが好きで、「ねぇねぇ聞いて!」と、すぐになんでも話すタイプでもありません。
映画を見終えた後も、感想とかはあまり言いたくなくて、一人で余韻を噛み締めたいタイプ。
だから観たい欲求が強い映画ほど、一人で映画館に足を運びます。
一人でいると、その対象物にどっぷり浸れる。
映画だったら、そのストーリーの世界にすっぽり入り込める。
旅だったら、目にした新鮮な景色を独り占めできる。
美術館だったら、一つひとつの絵画のエネルギーを全身全霊で味わうことができる。
それが、誰かと行ったら、ここに「誰かと過ごす時間」という要素が加わる。
そして、「対象物にどっぷり浸かる」ということが、半減する。
子どもの頃からそうで、いつもジーッと対象物を見て、感じて、一人咀嚼し、熟成させる。
それは私にとって、至福の行為であって、誰にも邪魔されたくない。
私にとっての聖域なんです。