瀬戸内国際芸術祭に来た。
前回来たのは2010年で、瀬戸内国際芸術祭の第1回目だったらしい。
その後、直島は何度か訪れているけれど、瀬戸内の島々を巡るのは、12年ぶり。
あの時は、11月の三連休だった。私はまだ教員で、祖父と二人暮らしだった。
今は、まったく別人のような人生を歩んでいる。
あの時の私が、今の自分を見たらびっくりするだろうけど、それと同時に「アートはどうした?」と痛い一言を伝えてくるだろう。
瀬戸内国際芸術祭は、新しい展示もたくさんあるが、当時と変わらず残っているものもある。
記憶は曖昧。ただ、刺激的な一人旅になったことだけは記憶している。
今回見て感じたのは、「同じ景色であっても、違う感覚として受け取った」ということ。
新たな発見もたくさんあったし、今の自分の人生に参考になることもたくさんあった。
ただ、自分の中で探していたものが、ここではなかったこともわかった。
例えるなら、方向が北でも東でもなく、北東なのかもしれないということがわかった。
今年、私が求めて探しているものが、「これは違う」「この部分はそうだ」という感じで、削ぎ落とされ、僅かな破片を残して、それをまた繋ぎ合わせる作業をしている。
これはまだしばらく続き、きっとある日、答えが明確につながる瞬間が来るはずだ。
削ぎ落としの続きで、旅から帰ったら1週間は断捨離週間としてうちに籠ろう。
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