「子どもの頃から、人と競うことが好きではなかったなぁ」
と、土曜日の朝の混み合うカフェの中で、ふと思った。
「あの子に負けたくない!」と思ったこともないし、いつも自分の記録を超えることだけを考えてきた。
天邪鬼だから、人と同じことをするのは嫌いだし、人にやれと言われると途端にやりたくなくなる。
言われてもいないことを自主的に秘密裡に進めるのは好きだが、みんなに出された宿題をやるのは苦手だった。
勝敗がつきそうになると、人に譲る変な癖もある。
個人種目が好きで、自分の記録とだけ戦っているのが好きだ。
人に勝ったから嬉しいという感情はなく、弱い自分に打ち勝って、超えていく自分が好きだ。
だから、今の自分はアレが苦手なんだなぁと。
そう気づいたら、「昨日の自分を超える」その一点に集中していけば、苦手なアレも超えられる氣がした。
誰かといる時間よりも、一人きりの時間が私にとっては最強だし、新たな発見やひらめきが起きる。
人は好きだし、社交的でコミュニケーションも得意なほうだけど、一人きりで自分と向き合う時間が最も深く、鋭く、研ぎ澄まされる。
魂が決めてきた大切なことを思い出すために、一人きりの時間をもっと増やそう。
そして、明日も、今日の自分を超えていこう。