この世界をどう見るか?
どれだけ新鮮な気持ちで目の前のものを観察するか?
先入観を外して見れるか?
このことを意識しながら、目の前のモチーフを見る。
「何が正解か?」ではなく、「自分がどう見て、どう感じたか?」が大事。
これは、美術系予備校に通っているときに、東京藝大出身の先生たちに言われたことです。
その見方は、自分にとってあまりにも新しく、刺激的で、世界が今まで以上に色鮮やかに見え、身体中の細胞から幸せが溢れ出るような感覚でした。
「リンゴをリンゴだと思うな。初めて見るもののように、観察しろ」
「リンゴ」だという固定観念を捨てて、知っているものを初めて目にしたもののように隅々まで観察する。
そうすると、自分の身体中の血が沸騰するかのように騒ぎ出す。
あの頃のように、またこの世界を新鮮な気持ちで見ていこうと思った夜でした。