祖父の命日でした。天国に旅立ってから、もう10年が経ちました。
離婚して戻ってきて、私は6年間祖父と二人暮らしをしていました。
あれからもう10年。早すぎる時の流れに驚かされます。
今日は、仏壇を綺麗に水拭きして、おうちの掃除をして、祖父が大好きだった日本酒とお刺身を買ってきました。お酒は仏様にお供えして、地元のお刺身は、美味しくいただきました。
運動が大好きだった祖父と、子どもの頃からよく遊んでもらいました。
バドミントンをしたり、テニスをしたり…私の運動好きは、祖父譲りかもしれません。
祖父が旅立ってから4年後に本を出版しました。天国からその様子は見ていると思いますが、生前の祖父には、そんな未来は全く想像できなかったでしょう。私自身もそうでした。
祖父は、読書好きで、毎日本を読んでいました。特に歴史小説が好きでした。
旅立つ前日まで、読書をしていたと思います。
私の読書好きも、祖父譲りなのでしょう。
ハーフなのでは?と思うほど、端正な顔立ちで、近所でも人気の祖父でした。
毎日、私が淹れる珈琲を楽しみにしてくれていました。
戦争の話もいろいろ話してくれました。
原爆のきのこ雲を肉眼で見て、翌日にあの広島の街を歩いたと語っていました。
過酷な時代を生き抜いたことで、私の母も生まれ、私もこの地球に生まれることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
なかなかめずらしい、祖父と孫の二人暮らし。
楽しかったエピソードはたくさんあり、宝物のように大切な想い出です。
私も随分大人になったけど、もう少し頑張りたいので、力を貸してね!おじいちゃん!