もう、新たなステージに入っていたのだ。もう、既に!
だから、一旦の強制終了が起きた。
4月2日の出来事だから、嘘でもない。
たった一カ月のうちに、二度も青天の霹靂が起きたのだ。
喪失感の中、普段一滴も飲まないお酒を飲むことに。
我が故郷のお酒、五橋。グラスから溢れ出すほど注がれたお酒は、いい香りがした。
超辛口と書かれているのを見て選んだが、正解だった。
しかし、美味しいお蕎麦と天ぷらは、僅かしか喉を通らなかった。
そろそろお会計をしようかというタイミングで、
振り向いたら、私の後ろに日本の歌姫MISIAがいた!
ツアーの打ち上げか何かだったのだろう。
あまり凝視しても良くないので、チラリと2回ほど見たけれど、エネルギーが柔らかな素敵な雰囲気だった。
「これでいいんだよ」と後押しされた気分。
私も、彼女のように、見ただけで幸せな気分になれるような、そんな人になれたらいいな。
いつか、自叙伝を書く日が来たら、この日のエピソードをきっと書くだろう。
それが、たった一文なのか、数行なのか、数ページに渡るのかは、これからやってくる未来次第。
もし小説にするならば、確実に一つの章の大切なエピソードになるだろう。